新型コロナウイルス感染症の症状として、ほかの症状がなくとも、嗅覚、味覚の低下を自覚することがあります。このことで、各医療機関に多くの問い合わせが来ていますが、現時点では多くの施設で発熱や肺炎のない軽症の方は、PCR検査を行うことはできません。

においやあじがわからなくなる病気のほとんどが、新型コロナウイルス感染症とは無関係です。しかし、もともと鼻の病気がないのに、急ににおいや味がなくなった場合は、新型コロナウイルスに感染している可能性があります。念のため、周囲への感染を拡大させないように、以下のように心がけてください。

においや味の異常を感じてから2週間は、できるだけ不要不急の外出を控えてください。マスクを付けて対話してください。手洗いもこまめにしてください。医療機関の受診は控えて、毎日体温測定をしてください。

発熱が続く場合、咳、息苦しさ、だるさがあれば、お住まいの区市町村の相談窓口にご相談下さい。

嗅覚障害、味覚障害に対しての治療(対症療法)は急ぎません。まずは何も薬を使わないで様子を見ましょう。自然に治ることが多いです。発熱、咳などほかの症状がなく、嗅覚障害、味覚障害の症状が2週間以上経過しても変わらない場合は、耳鼻咽喉科まで、お問い合わせください。

心配な方は、札幌市新型コロナウイルス一般電話相談窓口(011-632-4567)、札幌市保健所救急安心センターさっぽろ(011-272-7119)までご相談下さい。

 

あなたとあなたの周りのみなさんの身を守るため、ご協力よろしくお願いいたします。