鼻血の原因で多いのは何ですか?

鼻血の原因として一番多いのは、子供も大人も鼻の左右の仕切りである鼻中隔の前方のキーゼルバッハ部位という、血管の豊富な粘膜に、こする、鼻をかむなどの刺激によって傷ができることです。

鼻血がでたらどうすればいいですか?

まず、鼻血がでてもあわてずに、前述のキーゼルバッハ部位を圧迫するために、鼻翼(小鼻)を鼻をつまむ要領で強く抑えてください。このとき仰向けに寝ると血液がのどに回り飲み込んで吐き気をおこすことがあるので、座って少し前かがみになり口にたまった血液は、飲まないようにしてください。この方法で、ほとんどの鼻血は5分から10分で止まります。出血が止まったら、とにかく鼻をいじらないように気をつけてください。これでも止血しない場合、または頻繁に繰り返す時など、全身的な血のとまりにくい病気や、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎の合併、鼻の奥の血管からの出血、鼻の腫瘍など、原因が他にあることも考えられますので、耳鼻咽喉科を受診してください。