よく、副鼻腔炎ってききますけど、これは何ですか?

ほっぺたや、はなのまわりの鼻の骨のなかに、鼻とつながっている空洞があり、そこを副鼻腔とよんでいます。ここに炎症がおこり、粘膜がはれたり、鼻汁がたまるのを、副鼻腔炎、一般的には蓄膿症といっています。子供は鼻の働きがまだ未熟なため、風邪の後などに副鼻腔炎になりやすいです。

副鼻腔炎になると、どうなるのですか?

鼻汁がでるので鼻がつまったり、鼻汁がのどのほうにおりてきて咳がでたり、耳管を通して耳に炎症がおこり、中耳炎をおこしたりします。

副鼻腔炎の治療は?

その時の状態によって違いますが、抗生物質、消炎剤などの内服、鼻汁吸引や、吸入をします。アレルギー性鼻炎のある場合は、同時に治療します。副鼻腔炎は治るのに時間がかかりますので、月単位で考えてください。治りにくい場合は、マクロライド系の抗生物質を少量で数ヶ月内服する治療や、プレッツ治療という副鼻腔を洗浄する治療をしています。