おはようございます。みなさん。

今日は暑さが緩んだ札幌です。
暫くは25℃~27℃前後が続くようですね。
これが普通なのか、いつもとちょっと違うのか…わからないです。
現実社会では、にわかには信じられないことが起こり
心がざわつくことが多い昨今です。

ニュースは「非日常」を切り取ってメディアに流すことが多いので
嫌なニュースとか、眉をひそめたくなるようなことも多くなりがち。
でも、周りではホッとするようなことも多々、起こっています。

過日、大雨が降った日にたまたま3車線の大きな交差点に居ました。
向こうの交差点にカッパを着て乳母車を押しているママと、隣には
傘をさした幼稚園くらいの女の子。
急に強い風が吹いて女の子の傘が空に舞いあがった。
そしてひらひらと交差点の真ん中に落ちました。
大雨の中、信号待ちの先頭に止まっていた車からひとりの男性が走り出てきて、
その傘を拾い上げると、向こう側にいる女の子まで走って傘を届けていました。
その間に信号が変わりましたが、誰も(どの車も)動き出すことなく彼がまた
走って自分の車に戻って動き出すまで待っていたのでした。

また違う日には2車線の道路の左車線に「布団」が落ちていてました。
左車線の車は右にウインカーを出し右車線に迂回しながら走り去って…。
そこには小さな渋滞が発生していました。
ある男性がウインカーを出して車を止め道路に走り出て落ちている布団を
拾い上げて道路脇に移動させていました。
その後は車の流れはスムースに。

ほんの少しの勇気と行動力があればいろいろなことが解決します。
それも善意の中で周りにいる人たちが幸せな気持ちになれるような…

誰かはだれかを思いながら暮らせたらそれだけで温和な世界になります。
そんなことを考えさせられたことでした。

院長 村松 裕子